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ホンダ・フリードのリヤバンパーの擦りキズの修理です。
写真では分かりにくいのですが、横に白く線の入っている部分と、そのほかの部分にもキズが入っています。
お客さんは「気が付いたら、キズがついていて、どこかの駐車場で擦られたのかなぁ」と話していました。
キズの状態ですが、損傷箇所は変形等はなく、またキズもそれほど深くはありませんでした。

修理に入ります。
まずキズの部分をやや粗めのサンドペーパーで削って、滑らかにします。

その後、サフェーサーという中塗りの塗装をします。
中塗りをする理由ですが、「サビを防ぐため」「防水のため」「サンドペーパーのキズを埋めるため」などの理由があります。
今回は特に、キズを埋めるための目的がつよいので、やや厚めに塗装します。

なお当店では、中塗り塗装のサフェーサは２液型のものを使っています。

中塗り塗装直前に、サフェーサー主剤と硬化剤を混ぜ合わせて（正確にはシンナーも混ぜて、塗りやすい濃さに調整しますが）塗装します。
塗装後、塗幕面では主剤と硬化剤が化学反応して硬化します。
ですので、乾燥・硬化後はシンナーで拭いても、塗装がおちなくなるくらいしっかりとした塗幕面となります。

中塗り塗装のサフェーサーが硬化後、目の細かいサンドペーパーで研磨します。
上塗り塗装に向け、表面を平に整えます。

その後、上塗りの塗料の色を合わせます。

今回のフリードのカラーコードは「PB81P　プレミアムブラキッシュパール」
黒の中に、赤っぽいパールのキラメキが入ります。

「PB81P　プレミアムブラキッシュパール」はフリードのほかに、「エリシオン」「ステップワゴン」にも使われており、4種類のカラーサンプルが出ていました。

カラーサンプルの中から、一番近いものを選んで、調合していきます。
調合後、テストピースに塗装して色を確認します。
一番色が合っているテストピースを選ぶのですが、それでも車体と色が違うこともあるので、少しずつ色を加えながら微調整します。
今回は、一度だけの微調整で、色を合わせることができました。

色あわせ終了後、塗装の準備として、バンパー表面に付着した汚れやピッチタール（アスファルトのカスのようなもの）を取り除き、表面をキレイにします。

それから、塗装する面に、非常に細かいキズを付けていきます。
非常に細かいキズをつけることにより、そのキズに塗装が食い込み、剥がれにくく、強固な塗装面になります。
この非常に細かいキズをつける作業を怠ると、あとあと塗装が剥がれるなど、トラブルが出てしまいます。

この後、上塗り塗装をして、さらには磨きをかけて完成しました。

通勤前に車をお持ちいただいて、仕事帰りに納車させていただきました。
修理料金13000円でした。
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所在地　　329-4308　栃木県下都賀郡岩舟町下津原1150-1
電話　　　0282-55-4451
携帯　　　090-4946-9050
定休日　　日曜日　年末年始　ＧＷ　お盆休み　（祭日は営業しています）
営業時間　ＡＭ8：45～ＰＭ19：00
（営業時間内であっても、外出などにより不在となっている時もあります。
特に遠方からいらして頂いたのに不在でしたら申し訳ないので、
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